リアルタイムで見てました。
小学四年生で見るドラマじゃないと思うんですが(笑)
マセガキだなぁ。幼い時分には衝撃がありすぎて今でも心に残っているのかもしれません。
大人になってから何度か見たのですが、自分の成長と合わせるように見る所、見えてくる所が変わってきます。小学生には「カンチがはっきりしない男」という苛立ちはありませんでしたからね・・・。
赤名リカという人は、小学生の僕にとって可愛い人で、なぜ最後の最後に自分から言い出した約束を自ら崩すような行為に出たのか、別れを選んだのか分からない人だった。
19の僕にとって赤名リカという人は、可愛い人だがヒステリックな人だった。周りの友達も同じだった。全てをさらけ出すことを望み、大きな声で喋り、突拍子も無い行動を起こし、そしてそれら全てに付随する愛の重い人だった。本当に、これはちょっと重いなと。
22の僕にとって赤名リカという人は、可愛くて素敵な人だった。ヒステリックだし、はっきり言って異常だし、確かに愛情の重すぎる人だけれど、僕にとってはそれぐらいの方がちょうど良いのかも、と思うようになった。僕自身が暑苦しい人だからね。色んなことを考え、人の機微に敏感で、思ったことをすぐに口走る。エキセントリックな愛情表現をする彼女。
24の僕。赤名リカに対する僕の評価は今も変わらない。これはきっと僕の恋愛観が固まってきたのかなと思う。そして、小学生の僕にはわからなかった彼女の最後の行動。今なら手に取るようにわかる。
きっと、彼女は彼の最後の"回答"を見ないまま、終わりにしたかったのだろう。
全てを素敵な思い出にするために。
また、このドラマがなぜこれだけの反響を呼んだのか。
僕は、主役と脇役の入れ替えによるものだと思う。
考えてみれば「昔好きだった女の子→大人になって酷い男に傷つけられている女性」というさとみは、本来主役にいるべき女性。職場で成り行きで付き合いだした赤名リカは本来ドラマの王道からいけば"完全なる脇役"なのですよね。
その脇役にスポットをあてたのがこの「東京ラブストーリー」だと僕は思う。
さとみが主役であれば、リカとカンチのやり取りの多くはカットされ、さとみの心情を中心に描いた構成になり、全国の敵になったwさとみはきっとここまでの反感を買う女性ではなかっただろうと思う。
恋愛ドラマの王道と位置される東京ラブストーリーだが、実は物語の構成はアンチ王道だったというのは結構興味深いものですね。
大人になってはじめてこういう事がわかりました。
そして、僕はなお思う。
僕はこのドラマは本当に好きだし出演陣も好きだが、永尾完治になりたいとは思わない。本当に大切な人を見失うその迷いは、必ず誰かを無駄に傷つける。その大切な人が関口さとみだったにせよ赤名リカだったにせよ。
僕はそうはなりたくないから。
私は再放送を中心に見たのですが、
やっぱり感想は一緒ですね!
アノドラマは本当に印象ぶかい・・・
衝撃が強いドラマでしたね(笑)
LDが当時発売されて、欲しかったな〜。子供だから買えなかったけど・・・。
何か集めてみようかしら・・・。
このドラマ、放映されていたときは私も小学生でした。
再放送で見て感動したのを覚えています。
赤名リカ・・・結構私の性格に似ているとよく言われます。
生まれ持った性格と同じ帰国子女な部分が共通しているからかもしれません。
ただ彼女はもっと器用に生きられたら愛する人と幸せに暮らすことができるのにな・・
・・・と独り身で物語が終わってしまったとき思いました。