最近の転職系サイトは、職業斡旋に留まらず、転職の方向性やプランに対するアドバイスも行ってくれるんですね。俗にキャリアカウンセリングと呼ばれますが。
派遣と同時にキャリアカウンセリングにもオンライン登録をしたので、その先日の派遣登録の際に合わせてキャリアカウンセリングも受けてきました。カウンセリングというぐらいだから、僕のキャリアや将来展望に対して何かしらのアドバイスや指導をしてくれるのかと思い、少し楽しみにしていたのですが、カウンセリングとは名ばかりの職業紹介でした。
僕より確実に若いオネーチャンが出て来て「こんなお仕事があります」なんて、あれでよく「キャリアカウンセリング」なんて言えますよね。笑わせてくれるなぁって思いましたよ。カウンセリングなのに始めからやることが決まってるってどういうことだよ(笑) 時には、仕事を奨めずに別の方向性を探らせる場合もあるわけだし、そこを考えて提供するのがあなたたちカウンセリングの仕事でしょうが。仕事紹介だけならWeb見ればわかるんだよね。あれなら、今日話をうかがって来た師匠のほうがよっぽどキャリアカウンセリングだったよ(笑)
でも、この話実はWeb業界もあまり他人の事をとやかく言える状態じゃないんですよね。
「Webコンサルティング」なんてうたっている制作会社が「SEO対策できます!」「アクセシビリティ配慮なら我社へ!」「CMS導入できます!」とか堂々と言っちゃってますからね。それは手法の話であってコンサルティングではない。「検索エンジン上位できます!」なんてのは、上位表示のお手伝いであって、根本的な解決になってないわけです。
コンサルティングとは、それらの手法を駆使して「いかに問題を解決するか」という「戦略」のことを指し、そこをいかに提供するかでしょう。
コンサルティングやカウンセリングなんて、そう易々と出来る事じゃないんですよね。相手を上回る知識と経験は絶対になきゃならないし、その上でコミュニケーション能力、プレゼン能力、プロジェクトマネジメント能力が必要とされる。最近大学を出たようなオネーチャンにできるわけがない。
この国のラベリング偏重価値観がもたらした、間違ったブランドの成れの果てですね。
僕は、そうならないように気をつけたいものです。