2007年03月24日

リーダーはピリピリしてはいけない。

僕の仕事。
ご存知Webディレクター。
ディレクションと監督業だから、結局幹事とかリーダーというのもそんなに変わらない。仕切り役ってことですね。

で、ディレクターに一番大事なモノは?とよく聞かれるんだけど、これが本当に難しい。一番がないのがディレクターというのが、正解でしょうね。

リーダーに置き換えてみればわかりやすいですね。
「リーダーに一番大事なモノは?」という質問。
リーダーに必要な資質って多岐にわたるでしょう。
人身掌握術だったり、プレゼン力だったり、精神力だったり。
物事を整理する力、情報を見抜く力。

幹事業やまとめ役、ディレクターをやっている人でグチばかりこぼして行事が上手く進まなくて、そして他人のせいにする幹事って、よく見かけるんですけど「じゃあ、やめればいいのに」って思います(笑)
自分にはそういう能力が無いんだという事がわからないのかな〜なんて思いますね。

前の僕の同僚で世代としては同じ歳ぐらいなんだけど、業界歴でいうと僕より半年ぐらい少ない。そういう人がいました。彼は能力があるのでどんどんと仕事が任されてきて、忙しくなってピリピリしていました。はたから見てるこっちにも伝わってくるぐらい。対応が少しずつぶっきらぼうになっていて、言葉も少しトゲが出てくる。そして、のらりくらりと仕事をしている僕と、もう一人の同僚に対しても対応が高圧的になってきていました。

「ああ、君はその程度か」
性根の腐った僕が心の中で思ったことです(笑)
これは僕の持論ですが、リーダーは絶対にピリピリしたところを見せてはいけない。リーダーというのは、信頼を勝ち取らなければならない。そのためには、自分の人間の底というのを簡単に晒してはいけないわけです。なんでもかんでもギャースカピースカわめいて、心が揺さぶられている人をリーダーにしたいとは思わないでしょう?(笑)

人が動かない事もあるし、予定通りに事が進まない事もある。
世の中なんて、だいたいそんなもんですよ。計画を立てるとね。
そこで、うまくいかないからと行ってリーダーがピリピリしていては、周りは絶対についてこない。信用できないから。信頼できないから。人間なんだから、ミスもするし慢心も怠慢もある。それにいちいち心が揺れていたら、周りはそういう部分を見せなくなるでしょう。本当は持っているにもかかわらず。そういうグループがうまくいくかというと、これは無理でしょうね。本来の姿ではないのだから。多少そう言うことがあっても、自分を信頼してくれる人、それでもなんとかしてくれる人。そういう人が上に立つからこそ、周りは自分もリーダーとそのグループに協力しようと頑張る訳で。

腹もたつこともあれば、悲しくなる事もある。
でも、リーダーはそれをグッと堪えて、まず状況を確認して話をしなきゃ。もちろん、ミスはミスだし悪いことは悪いこと。誰かがルールを破ればきちっと叱るべきだし、責任の追及もするべき。でも、それとピリピリすることとは全く違う。相手だってミスをする生き物なんだという前提で話をするべきで、そこからスタートすれば大抵の事はすんなりと解決する。

ピリピリしている人って、問題が起きると余裕が無いからすぐ怒り出して、そして相手を言及するでしょう?あれが、本当に良くない。相手も善意でやろうとしている状況なら、たいていの場合はすれ違いがほとんどですよ。言葉の捉え方が違ったり、時間の感覚が違ったり。それが常識から外れていたり、まわりとは明らかに違う事もある。でも、それはお互い別個の脳をもった人間なんだからしょうがない。大事なのはその後。


「そっか。これはミスになっちゃったけど、じゃあしょうがないね。じゃあさ、次はこういう風に指示を出すから、そうしたら次からは問題なくできるよね?」


これが言えるかどうか。
ディレクターって仕事は実はこういう部分で計れたりします。
周りにいるまとめ役の人を見ても同じ。
問題が起きた時の対処の仕方でだいたい器量が測れますよ。
当然のルールがあって、それを持って怒っている人は、
その程度のリーダーでしょうね。

僕もまだまだ出来ていないんですけどね。
posted by 総さん−ソウサン− at 23:58| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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