2006年12月21日

対策とは方法を確立すること。

昨日書いた使えない外注の

あるはずのフォルダを見落としてなんとルート直下(トップページと同じ階層)にフォルダを勝手に作成してデータをあげてきたというミスに対する報告書をその外注である制作会社があげてきたのですね。

これが、著しくレベルが低い。
というか、あれは報告書とは言わない。

ワードで書かれた文書A4一枚の形式で提出してきました。
挨拶と概要のリードあり、原因・対策の箇条書きあり、謝罪ありという風に報告書のフォーマットとしてはきれいに出来ていたのですが(まあ、そんなの出来て当たり前ですが)、中身がヒドイ。

原因
・担当ディレクターがデータをサーバーにUPする際にパスを確認しなかったこと
・該当のフォルダのパスを確認しなかったこと。
・担当ディレクターが「サーバにデータが無い」と判断した際に、御社ご担当者に確認を取らなかったこと


対策
・今後サーバーにデータをUPする際には必ずパスを確認します。
・該当のフォルダのパスを確実に確認して、間違いの無いようにします。
・サーバーに該当のものが無いと判断した場合、御社にご確認の連絡を入れます


いやー、いたいなぁと。
あちらの担当ディレクターもひどいけど、この報告書に平気で判を押してくる課長部長常務がいるのもひどい。結局会社の体質なんでしょうね。この報告書を見て、同僚や上司が「こんなの当たり前だよねえ・・・」と哀れんでいましたが、そうじゃない。問題はそこじゃない。

何かミスが起きて、その対策というのは「対応する策」なのですから「今後同じミスが起きないような方法」のことを指すわけですね。この報告書にはそれが一切無い。「確認します」とか「間違いのないようにします」とか、バカじゃないの?っていう(笑)そんなの、報告書貰う前からわかってるし誰でもやろうとするんだよ(笑)この報告書は、この会社の甘えというか物事への対応力の低さを如実に表しているんですよねぇ。まるで親子の会話のようです。

ある男の子が、大き目のガラスのコップに水を入れて飲もうとしたら、滑って落っことして割ってしまった。子供はお母さんに言うわけです。

「ママごめん。これからは落っことさないように注意して持つよ!」

と。
そんなことは誰でもいえるんですよ。ミスしたから気をつけます、なんてことはね。

「わかったわ。これからは気をつけるのよ。」
「でも、それじゃあなたまた割っちゃうわよね?」

とまあ、誰でもそう思うでしょう(笑)
家庭内のこの程度の話ならそれでもかまいませんが、仕事はそれじゃあねえ・・・。この男の子のミスを仕事と捉えるなら、対策は「注意すること」じゃないんですよね。「注意を促すために何をするのか」なんですよ。「滑って落とさないようにするためにはどうするべきか」だと思うんですよ。そうしたら、ガラスのコップじゃなくてプラスチックのコップを使うとか、必ず取っ手のついたカップを使うとか、そういうことを「対策」という。

この報告書にはコレが一切無い。
なーにが対策だバカヤロウ、です(笑)
ミスや事故が起きた時に、それをなくすにはどうするか。
「ミスが起きたからこれからは注意します」なんてのは、ヒューマンエラーをそのまま放っておくダメな会社の典型です。ヒューマンエラーとは構造の問題なのです。そこを「人為的ミス」で片付けるなら、それはどんなに謝罪をしようとも同じ過ちをもう一度犯すということになる。=「これからもこういうミス起きると思うんで、ヨロシク」っていうことなわけです(笑)

これはもうどちらかしかないんですよ。
ヒューマンエラーだとするなら、構造を変えるしかない。つまり、チェック項目を増やすしかない。例えば、データをUPする時にURLの出力紙を用意して、それにチェックを入れて確認するだとか。仕事において「チェック項目を増やす」というのは、誰の目にも留まるように形に残す、ということですから。
単なる人為的ミス(担当者の責任)なら、その担当者を変えるしかない。

その報告書は相手に何を伝えるものなのか。
自分達はどういう対応をしてリカバリーするつもりなのか。
目的があやふやな仕事ほど生産性の悪いものは無いですね。


posted by 総さん−ソウサン− at 12:47| ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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