2006年11月16日

神奈川県予選決勝。

さて、決勝です。
ウンテルさんコメントありがとうございます。
賛同者がいてくれて凄く嬉しいです(まあ僕の見解を読んでの話なのだから当たり前なのかもしれませんが)。ちなみに記憶力のお話ですが、実は準決勝は11月5日で、決勝が12日でした。つまり、一週間以上前の二試合で合計3試合覚えてるのです(笑)なんでしょうね、記憶力には多少自信はありますねえ。5年前の試合とかも覚えてたりしますから。

さてさて、引き続き三ツ沢球技場に決勝を観戦に行きました。
準決勝を勝ち上がった桐光 vs 秦野。

桐光 vs 秦野
結果 0-0
延長 1-0

戦前の予想では横綱の桐光とはいえ、全国屈指の厳しい予選である神奈川において、絶滅危惧種である県立高校、そしてそれ故の熱いメンタル。武相との試合も、かなり圧されていたとはいえ後半に盛り返す気持ちのこもったプレーは印象に残っていたため、若干秦野寄りでの観戦。

がしかし、蓋を開けてみれば自らのサッカー戦術眼を疑う(というより反省する)展開に。桐光のプレーが良い。はっきり言って相手にならない。どちらも体格はそんなに変わらないが、基礎技術が圧倒的に違う。準決勝では桐光はそんなに技術が高いようには見えなかったのだが、それは日大藤沢との力の均衡そして、日大藤沢の荒いプレッシングのためにお互いが封じ込められたということだと考えるのが自然だと思う。それぐらい、桐光の個々の選手の基礎技術は高かった。伊達に横綱ではないということか。

また、決勝と準決勝という部分でも試合に臨むメンタルに違いがあるのかもしれない。ともかく上へ、勝利のみを追及する"こんなところでは負けられない"という準決勝と比べると、ここ数年で涙を幾度と無く飲んできた決勝戦と言うのは、桐光にとってリベンジという名の挑戦の場なのかもしれない。

試合は、終始桐光ペースだがやはりそこは秦野。後半途中からお得意の勝負根性を発揮し、次第に五分以上に渡り合ってみせる。しかし決定的なシーンを3つほど外してしまい、延長戦へ。延長戦は文字通り死合い。一進一退の攻防に、やはりどちらも疲れが見える。ただ、この秦野というチームの選手の構造はいったいどうなっているのか、また延長後半から優勢を保ちだす。そして、それに拍車をかけるかのように、疲れた体でのプレッシングで勢いあまり桐光の選手が二枚目のイエローで退場になってしまう。

こうなると、秦野は時間内に押し切って延長戦を制さないと分が悪い。PK戦と言うのはメンタルがかなりモノを言うため「10人だったのに守りきってPK戦に持ち込めた」と「10人相手に攻め込んだのに決めきれずにPKになってしまった」では全く状況が変わってくる。それを知ってか知らずか、秦野は攻勢を保ち、終了間際一分前、秦野右サイドの7番渋谷にボールが渡る。試合中ずっと注目していたのだが、この選手はどうやら突破力やスピードは無いらしい。1vs1もあまりよくない。しかし、緩いテンポから繰り出すパスは良いパスを出す。ベッカムタイプということか。その渋谷が右サイド奥(コーナー付近)でボールを保持する。延長戦終了間際、疲れているということもあったのだろう。仕掛けていくが、いとも簡単にボールを奪われてしまった。

そこから、ボールを奪った桐光は前線にロングボールを送る。
信じられない光景がそこには待っていた。山なりのロングボールは秦野陣地PAのだいぶ手前でバウンドする。秦野GKは右サイドの桐光エンドラインまでボールを運んでいた次の瞬間の出来事のため、多少前目に位置している。しかし、ロングボールを得たのは桐光9番永村だった。永村は、自分がそのボールの落下点に入り込んでいることに慌てふためく秦野GKを前に冷静に、山なりロングボールのバウンドを活かしてかなり長めのループシュートを放つ。気迫と脅迫に挟まれたままボールを必死に追いかけるGKを尻目に、ボールは無情にもゴールラインの向こう側に落ち、ネットに収まる。

なんということか。
たった数秒前まで秦野のビッグチャンスだった。
時間を考えれば、桐光のエンドライン近くでボールを保持できていること自体が、秦野の最悪の結果を防ぎきっているとすら思えた。しかし、数秒後、両者の位置関係は全く逆となった。秦野イレブンは不憫で仕方が無い。ここまできて、最悪でもPKにはなるだろうと意識していたところへ、悪夢の一点。勝利の女神というものが本当にいたとしたら、彼らにはさぞ恐ろしい顔を見せていたことだろう。


ともあれ、決着はついた。
秦野は本当に良く頑張り、結果がついてこずに最後の悪夢となってしまって本当に残念だが、しかし桐光とて本当に良く頑張っていた。そもそも、最後の得点にしても10人になっても諦めず、終了間際になってもPKに持ち込むことを嫌い、仲間を信じて永村が前線で我慢して残っていたからこそ生まれた得点。運もあるが、運だけではない。立派に神奈川代表として胸を晴れる。

正直、試合を見ながら「これは秦野が全国へ行っても、正直厳しいんじゃないだろうか」と思っていた。悪いチームではないが、桐光と比べると選手のクオリティの差は歴然だった。全国で勝つということのみに目標を置くなら、桐光の方が可能性はあると思っていた。なので、神奈川代表として彼らを是非とも応援したい。

もとい、そのために予選を観に行ったのだから。
もう、桐光の試合は2試合も見た。いや、延長があったから2試合半だ。
そして、桐光には夢破れた秦野、日大藤沢、そして準決勝のもう一つのカードだった武相。
その積み上げとして桐光は神奈川代表の看板を背負う。つまり、僕が"桐光を応援するために"見た試合は二試合半ではなくて3試合半になるわけだ。

こちらの準備も万端さ。
頼むよ、桐光学園。


posted by 総さん−ソウサン− at 17:08| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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