2006年10月02日

100人に一人の才能?。

ふと思い出したのですが、僕は以前に自分の評価について上司と戦ったことがあります。次長クラスと。あり得ないなあ(笑)でも、あれですよ。「もっと認めやがれコノヤロウ!」っていう話じゃないんですよ。むしろ逆。

「僕、DTPオペレータの才能無いっす」
「何言ってるんだ!お前は才能ある!!」


っていう、あまり見たことない上司と部下の論争です(笑)
いやまあ、僕の宮崎県での送別会で酒を飲みながらの笑い話ですけどね。
その時にその上司の方が言っていたのです。
「まっつんやTポンはあれは特別やからね。あれは100人に一人いるかいないかっていう才能だから。そういう人の話をしているんやないぞ」

まっつんという方は当時30代前半の自社のエースと謳われるデザイナー。自他共に認める薄給のあの会社にあって、ヘッドハンティングをされるために会社が多額の給料でその身を引きとめているというウワサのヤリ手風のデザイナーさん。Tポンという方は、後に僕の直属の上司となる方で元DTPオペレータ。社内で伝説のようなDTPスキルやシステム系知識の持ち主と持てはやされる当時30代半ばの課長さん(どちらも仮名ですよ)。見る人が見れば一発で誰だかわかります(笑)

僕も同じ会社にいた当時は、二人とも崇めていたしその通りの才能なんだろうと思っていましたねえ。いや、実際力のある人だとは思うんですが。ただ、外に出て他の会社を見たり、職業上いろんな方とビジネスパートナーとして出会う中で見ていくと、多少シンドローム的なものもあったかな?と思うのです。

個別にいうと、まずTポンさん。
ん〜まず、話を逸らしますが今日は僕の元同僚の人はとても楽しく読んでいるのではないでしょうか(笑)え〜と戻します。頭は良いです。かなり。回転は速いです。でも、どこに行っても彼の評判は悪い。仕事の内容や知識はともかく、仕事の仕方、人間関係の作り方、ほぼ最悪の評価でしたねえ。僕も話していても「周りが言うほど頭のキレる人なのか?」という疑念を抱いていたと思います。実際話していてもそういうオーラを感じない人でしたから。でも、DTPオペレータとして同じラインで戦ったことがないので、やっぱりすごい人なんだろうなと、まあ意識を植え付けてたんですが、どうにもねえ。実際、1フロアを任されていて、そこがTポンさんの影響力で支えられているかと言うと正直疑問で、確実にその下に部下として働いていた係長のYさんの力が絶大だったと思います。Tポンさんに関しては、正直転職してからというもの、高く評価は出来ません。知識やスキルはたぶん僕なんかよりずっと高いものをもっているんでしょうけど、では同じビジネスをする人間として、彼と組んでよい仕事ができるかというと、微塵も思わないわけですねえ。しっかりと人間関係を作れない人は、良い仕事は出来ないです。特に管理職は。

続いてまっつんさん。
この人は、実際力はあると思います。デザイナーとしてなら、一度使ってみたい人ではあります(笑)僕の業界とまっつんさんの業界ってかなりかぶっているところがあって、今はまっつんさんの仕事の方が冷静に判断できたりしますねえ。デザイナーとしては才能あると思うのですが、果たしてでは僕の上司が言うような「100人に一人」と言えるほどの才能かと問われると、微妙なんですねえ。もう、この業界デザイナーなんて腐るほどいますから。彼のデザインはまだ頭に残っていますが、今まで見てきたデザイナーさんたちと比べてそんなに飛びぬけた力があるかというと、さすがにそこまでのオリジナリティーは感じないというのが、WEBディレクターとしての正直なところ。今冷静な目で彼の作ったWEBサイトを見ても、正直あまり評価は出来ないかな〜と。まあ、デザイナさんであってディレクターではないですから、そんな彼に全てを任せるあの会社自体に問題があるのですが。

あの〜、別に彼らを卑下したいわけじゃないです(笑)
ただ、外に出てわかることは、彼らの社内の評価と外とで見比べてみれば、すごい人はもっともっとたくさんいて、そこを見るべきだな〜と僕は思うのですね。僕にディレクターのイロハを叩き込んでくれた方がいます。その方はディレクターグループの長なのですが、彼のくれた言葉はいくつも残っていて、本当にありがたい。

「いい?ディレクターっていうのは、案件を無事に展開することが大事だけれども、じゃあそれは完璧にいくかって言ったら、そんなの絶対無理。めちゃくちゃになっちゃったり、無茶をしなくちゃいけない局面は絶対に出てくるよ。相手は人間だからね。そんな時、ディレクター一人じゃ何も出来ない。ディレクターは判断するのが仕事であって、実際に作業をするのはデザイナーやオペレーターだからね。だから、ディレクターは、自分がピンチになったとき、どうしても無茶をしてまわさなきゃいけない時に、『しょうがないなぁ〜』といって助けてくれる味方を作らなきゃいけない。少しでも多くそういう味方を作れるディレクションを日ごろから心がけておかなきゃだめだよ」

たぶん、この言葉は一生忘れることが無いと思います。
それほど衝撃的だった。斬新というよりは、適確に表現できているなという意味で。【安全にまわさなければならない】というディレクターの悩みを裏切るキーセンテンスを使って、ですね。前職の方には申し訳ないけど、ここまで心に染み渡る言葉を貰った記憶はありません。そして、この言葉を借りるなら、Tぽんさんは確実に助けてくれる味方の多い人ではなかったですね。

そして、ふと思ったわけ。「100人に一人ってなんぞや?」って。
というのも、同じ100人でも同業者であるWebディレクター100人と、同じ社内100人とではハードルの高さが全く変わってくる。同じ社内で社員100人の中で「100人に一人の優秀な社員」と認識される、というのは単純に言えば1000人以上の従業員を持つ会社なら最低でも10人はいますね。同業種100人に一人となると、そうはいない。会社の中だけで戦っていれば良い問題でもない。業界のトップクラスに入る実力が無いとダメですね。

ノンポリも仕事の出来ない人も入る中で、組織の中で「100人に一人」というのは、ある程度才能があるのなら、達成しなきゃいけない目標ではないかと自分では思います。

会社の中で「100人に1人」は目指して当然の目標。
WEBディレクターで「100人に1人」は、夢である目指している目標。


posted by 総さん−ソウサン− at 18:56| ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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