2006年08月31日

ロナウド移籍に嘘八百。

ロナウド、アドリアーノがスワップ移籍=スペイン・メディア

【マドリード30日】サッカー・スペインリーグの強豪レアル・マドリードは、ブラジル人FWロナウドをACミラン(イタリア)に放出、同じブラジル人FWのアドリアーノを獲得することでACミランと原則合意した。当地のカデナ・セル・ラジオのサイトが30日、報じた。(写真はアドリアーノ=左=とロナウド)

レアルのカペッロ新監督は、アドリアーノを高く評価していることで知られている。ロナウドはレアルの前はACミランでプレーしていた。ロナウドは先のワールドカップ(W杯)ドイツ大会後に左足けい骨の手術をし、数週間後には戦列に復帰できる見込みだ。レアルでの契約は2008年まであり、年収11億円の高給取りだ。〔AFP=時事〕


ロナウドはレアルの前はACミランでプレーしていた

嘘ばっかり(笑)
ロナウドがいたのはインテルね。
posted by 総さん−ソウサン− at 14:46| ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月27日

WEBサイトの評価。

かな〜り空いてしまいました。
申し訳ない(って誰に謝ってるんだ?w)。
なかなかどうして忙しいのですよ。なかなかどうしてね。
コメントを返すのも遅れてしまって、遅れれば遅れるほど書くことがなくなり・・・という悪循環。この段階で書くとしたら先に新しい記事か、コメント返しかと考えた場合、自分の都合のいいように賢明な判断として新しい記事のUPとしました。いや、まあどっちでもいいんですが。ウンテルさん他申し訳ないです(笑)

企業サイトの情報発信力、キリンビールや花王が高評価――日本ブランド戦略研究所調べ

http://japanbrand.jp/pWE/80143/8.html


ああ、面倒くさいことしてくれるなあというのがホンネです。
興味深いものではあるんですけどね。ただ、これが全てではないというか。
無駄とは言わないけど、与えるインパクトほど有用ではないと思うということです。
アクセス件数と再訪問思考というのも危ういなあという感じで、どうしても業界差や業界内の力関係が如実に現れます。これは一概にWEBサイトの持つ力と関係有りとは言えないんですよねえ。そら、有名な方がWEBサイトの訪問数も大きく伸びますから。食品業界が圧倒的に高いのも、商品自体のユーザーとの距離感が全く違うので、なんとも言えないところです。どんな工夫したって、商品を前面に出すという手法を取れば、毎日銀行のサイト見に行く人なんていないでしょう?その人はよっぽどその銀行が好きな銀行オタクです(笑)コンビニで毎日買えるビールやお菓子等の食品と、比較的大きなお買い物となる家電系の商品とでは、やっぱり距離感が違いますよねえ。距離感が違うっていうことはつまり、サイトの訪問回数や使用頻度もそれに比例すると言う事です。単純な話、自分の街に関する情報を得るのは頻繁にあったとしても、旅行先の情報を探すのはめったに無いですよね。そんなところです。

いや、このランキングを否定したいというわけではないんですよ。
これはこれで物凄く有用なもので、興味深いです。確かにキリンビールのサイトは悪くないと思います。最も重要視されるべき商品への経路もはっきりしているし、ユーザーの興味を惹くような知識系コンテンツも豊富です。競合他社と比べてもその辺はしっかりしています。ただ、それと同じくらいこの色味もインパクトを与えているでしょうね。この赤は強いです(食品の上位サイトが揃って赤基調なのもまた皮肉といえば皮肉)。

花王はサイトのイメージも悪くはないですが、デザインセンスで行くと僕は資生堂の各商品サイトの方が上だと思います。ただこの辺が難しいところで、カッコよければよいというものではないのがWEBサイト。そういう意味で花王のサイトにはユーザーが興味を持つような知識・読み物系のコンテンツが充実しています。これは、特に暇な奥様にはもってこいのコンテンツです(笑)日清もこの辺は強いですね。ゲームがたくさんあったり。

僕が違和感を覚えるのは、これを一般ユーザーにわざわざタスクとして与えて調査し、それを公表していること。インパクトが強すぎる。一般の方が何も知らないで、「こういうのが良いWEBサイト」と全てに判断されては、こちらはたまったものじゃない。全てが全てキリンビールや花王のようにすれば良いわけじゃないですから。WEBというのはあくまでツールであって、音楽や映画等の娯楽のそれとは違い、それそのもの自体で良し悪しを判断するものではなくて、そのWEBサイトを使って何ができたか?ということが大事。このランキングはあくまでも「素人が見た見栄え・お試しの使い勝手」による印象値的なものであってこれが全てではないし、これが全てだと思っている業界の人は僕はダメな人だと思いますね。

この手の調査って、ブランドイメージ的なものについての調査にしか留まらないと思うのですね。たとえば、超一流ホテルのスイートルームにある機能もデザインも洗練された超豪勢なトイレと、サッカースタジアムのトイレを持ってきて「では、いまから使ってみてください。どちらが使いやすいですか?どちらが今後も使いたいと思いますか?」とアンケートを問えば、まあまず超豪勢なトイレでしょう。では、本当にサッカースタジアムにあるトイレとしてそれ(超豪勢なトイレ)が欲しいかと言えば、そんなものは邪魔になるだけだと思います。ただでさえ長蛇の列が出来やすく、短いハーフタイムにトイレや食事の買い物等を済ませたいユーザー(観戦者)にとって、トイレは落ち着くところではなく、より早く済ませて次の工程へ進みたい場所。求められているのは快適な居住的空間ではなくて、いかにストレス無く素早く清潔に事を済ませられるか、ですから豪勢なトイレなど作られてそのおかげでトイレの絶対数が減っていては本末転倒なのですね。

テレビの視聴率なんかもそうですけど、こういう調査結果やランキングというのはむしろ我々業界の人間の一つの物差しとして使えば良い訳で、それ以上でも以下でも良くないと思うんですよね。だから、本にでもしてその業界に売るぐらいにとどめて欲しいなあと勝手に思います(笑)いっそ、使いやすさを含めたブランディングのみに絞ってランキングでも作れば良いんじゃない?と思いますけどね。企業サイトがどうのこうのではなくて「面白いメーカーサイト!」の方が適切で、キャッチコピーとしても効果があると思うし。そうしたら、ファンタジー営業部とかシチズン時計とか、もっと入ってくるユーザー向けのサイトがあると思いますよ。ファンタジー営業部、面白いもん(笑)

自分のいる業界について、こういう物が世に出されると本当にわかります。ランキングって怖いです。日本人て、ランキング大好きですから。個性個性なんて言ってるけど、ほとんどの人は皆と同じじゃなきゃ怖いっていう人ばかりですからね(笑)

P.S ミスチルのコミュに「新曲があまり売れませんでした。すっごい良い曲だと思うのに・・・・。どう思いますか?」という趣旨のトピックスが立っていて、この国の人はおかしな方向に行ってるなあって同じ日本人なのに思いましたよ(笑)自分が好きで買ってるCDなんだから、それを他の人が買おうが買うまいが、売れようが売れまいがどうでもええやん(笑)
posted by 総さん−ソウサン− at 21:00| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月17日

ブルボンのオフィシャルサイトがヒドイ。

ちょっと最近仕事の話ばかりしすぎかな(笑)

ブルボン
これはひどい。
ブルボンてだってお菓子メーカーとしては超大手でしょう?!
開いた口が塞がらないぐらいひどい。僕はこの業界の人間なので、ある意味でフラットな目で見れないんですが、これ一般の方が見たらどう思うんでしょう?「あ〜なんか冴えないページだな〜」っていう感じなのかな。正直、こちら側(WEB業界)からすればそんな沙汰じゃないです。物凄い悪い表現するならクズサイト・・・。今すぐにでも変えたほうがいいです。それぐらいありえない。致命傷と言っても過言ではない。

最近流行のSEOだとかユーザビリティ、アクセシビリティだとか、そういうこと以前の問題。ブランドイメージに傷がつきますよ・・・。いまどきフレームなんて化石みたいな技術使ってる大手企業初めて見た・・・・。しかもこの青。青ってのは知的で落ち着いた、信頼感のあるイメージを持たせます。だから、企業サイトに多いのですね。もうほんと多すぎだから青系BtoB企業サイト。そんな企業サイトにそっくりな色使いですこのブルボンのサイト。食品売ってる会社がユーザーに落ち着きを与えてどうするんですか(笑)それに、企業サイトっぽく見えるのは会社概要とか環境報告書とか、企業向けのものが上位に来ていること。肝心の商品を全面に出さないでどうするのよ・・・・。

まあ、他の食品メーカーのサイト見ればわかるでしょう・・・。
グリコ
明治製菓
日清

少なくとも、今のサイトなら100万出せばずっと良いものができますよ。まあ、ブルボンほどの大手がネットに100万程度じゃ足りないですけどね。でも、今よりはずっとマシです。ゴールデンタイムにあれだけCMを流しているのに、なぜWEBには力を入れないんだろう?食品なんて特にユーザーが見やすいコンテンツなのに・・・。

と、それに関連してちょっと知り合いのブログでいくつか制作会社やデザイン事務所のページを見つけたんですよ。そこはまあココにはかけませんがw、これがひどいのなんの・・・・。ナビゲーションがクリックするたびに上下に移動したり(ユーザビリティーなんてあったもんじゃない・・・)、マウスポインタを○の上に持っていかないとナビゲーションの内容が見えなかったり・・・。ユーザーをバカにしてんのかと思いました(笑)いや、同業者として許せない。あんなクズみたいな設計でベラボウに高いお金請求するわけでしょう?無駄にFALSH使うだけで、使いづらいし、いちいち動いて情報はさっさと出てこないし、WEBサイトの本質を完全に見失っていますよ。本当に。WEBサイトなんだから、まず一番大事なのはユーザーに情報をしっかりと伝達してどのようにアクションを起こさせるか(AIDMAとかAIDASとか言われる話)が大事なのに、デコレーションばかりに気を使いすぎて、肝心の情報が伝えられないなんて本末転倒ですね。

なんか、さっさと美味しいものを食べたいのに、メニューを出したり、注文を受けたり等の動作をする度に、踊り狂うウェイトレスみたいですね。うざいなあ。

っと、そこでYAHOOカテゴリに登録されている制作会社を見てみました。
東京
神奈川


ああクオリティの高いこと高いこと・・・・orz
というか、大手だからあえて叩かせてもらいますが、博報堂アイ・スタジオ、なんだこのトップページ!使いづれえよ(笑)まあ、中に行けば下部にナビゲーションが出てくるんですけどね。果たして何人が即座にそれに気づいてくれるのか。他もそうですけど、SEOだのブランディングだの、自分の会社が引っかからないのにSEOなんてできるのかな。SEOって本格的にやると本当に手間のかかるものなんだけど・・・。だいたい、なんでこんな画像文字ばかり使ったりするんでしょうかねえ。どこもひどすぎて、ちょっと良いと物凄くまともに見えてしまい、自分の目が本当の意味で腐ってしまいそうなので見るのやめました・・・・。

こういう所が高い高いお金を貰って制作して、効果が出なかったり法外な金額を請求したりしてるのかな。だから、たまに出会うクライアントはWEB嫌いや制作会社嫌いになるんでしょうね。そりゃあたっかい金払って作るんだもん。適当にやればタダでもできるようなものを。一度痛い目見たらもう嫌になるでしょうね。

う〜ん。自分の仕事の大切さがわかったというか、求められていることがよりわかったというか。仕事は信頼を元にやれないとだめですね。
posted by 総さん−ソウサン− at 21:58| ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月16日

報連相の質を問え。−A−

@はどこ?ってね(笑)
気になる人は検索でもしてみてください。
いやいやいや。それはイカン。@はココです。

さて、今回は職場で年末に起きた事件についてです。
事件てなんか仰々しいな(笑)
事件とは、僕の同僚のWEBディレクタUさんが、なんとファイル管理していた原稿を置きっぱなしにしていて、年末大掃除の際に捨てられてしまったのです。こりゃあ大変ですよ。制作の業界にいる人ならわかると思いますが、原稿を失くすってのはプロとして大罪です。お客様から特注の料理を頼まれ、レシピをいただいたのにそれを失くすようなもんです。大変でしょう?

これだけ聞くと「なにやっとるんじゃUさん」という話になりますが、Uさんにも情状酌量の余地はあるんですよ。当時の職場は、もうほんっとうに狭くてディレクターのスペースは机四個にディレクター四人だけ。それでもういっぱいいっぱい。そのうえ、棚も一つしかないし、袖机もない。収納スペースが0に近いのですよ。そしてまた、Uさんの席がファイルを置く棚から離れているんですね。物凄く頻繁に使うのに(分単位)、場所が遠い。しかもファイルと言ってもBIGサイズのものなので相当重いのです(ちなみにUさんは女性)。行ったりきたりしていたら正直仕事になりません。なので、忙しい年末はファイルを足元の隅(壁ぎわ)に並べて置いて管理をしていたのですね。それでも、極力棚に戻すようにはしていたようですが、その大掃除で捨てられてしまった日は、夜から用事があり急いでいたため、翌日ももちろん使うためにそのままにして帰ったのですね。Uさんは新婚さんで、なんと挙式もまだあげていないというホヤホヤの奥様なのに、この次期は忙しくて帰宅が11時〜12時過ぎ。その日は結婚式の打ち合わせがあるとのことで、相当焦っていて、まああまり責められないですねえ。もちろん、完璧論を求めればファイル管理を足元で行うべきではないですが。

突然捨てられてしまったことに、我がWEBチームのリーダー(こちらも女性)は年末清掃を取り仕切っていた営業Nさんに食って掛かりました。そうしたら「何言ってるんだよ。ちゃんとメール送っただろ」と。言われてみりゃあ、確かにWEBチームにもそのメールが来ていたのですよ。これは分が悪い。しかしリーダーは納得できず「そんな大事なこと、ちゃんと電話で言ってよ!情報がおりてこなさすぎ!」と怒ったのですが「メールでちゃんと連絡しているんだし、上から報告が降りてこないのは制作部の上の人間の報告漏れでしょ。俺に言われても困るよ。俺はちゃんと連絡してるんだし。」と返されて、またまた分が悪い。まあ、正論ちゃあ世論ですからねえ。リーダーも頭に血が上っていて、同じことしか言えなくなっていてね。凄く能力が高くて人を惹き付ける力がある人なんだけど、ちょっと頭に血が上りやすいのが彼女の欠点。そして話してるうちに営業Nさんが砕けてきて「捨てたなんて言って無いじゃん(笑)どけただけ。裏の倉庫に置いてあるよ」とのこと。性格悪いなあ(笑)「ちゃんと整理しないから、警告としてやったんだよ」と。

リーダーが涙を流すほどに錯乱していたので、そのNさんが出したというメールを僕は読み返してみました。そうするとこれがヒドイのなんのって。結論から言うと、Nさんはよくいる「仕事が出来ると思い込んでいる系の鼻っ柱が強い奴」的な人でした(笑)

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お疲れさまです。
営業のNです。

12月26日(月)もしくは27日(火)
明日に一斉清掃を行いたいと思います。

午前中は課会にて本社の為、都合を各自連絡願います。
*AルームのごみはすべてBルームへ移動させてください。

Mさま(Nさんの部下)
12月28日(水)の 9:30にて4輪手配願います。

よろしくお願い致します。
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この人は社会人何年目なんだろうって思いました(笑)
このメールのダメな部分を列挙していきましょう。

■宛名が無い
なんでなのか知りませんが、この会社の人は宛名を入れない人が多いんですよ。基本的なことなのにねえ。一体誰に宛てたメールなんですかね?クライアント本社に分室を持つ「Aルーム」と本社近くにて借り上げている「Bルーム」があります。簡単にわけるとWEBチームがBで、印刷チームがA。営業はAルーム。さて、このメールだけを見て、これは「Aルーム向け(情報共有のためBルームにも送る)」に送られたのか、それとも同じクライアントを持つグループとして「A&Bルーム向け」に送られたものなのか。さっぱりわかりませんね(笑)

■一斉清掃とはなんなのか
誰が、どこを、どのように清掃するのか。全く見えてきませんね。清掃用の人員を呼んでいるのか、はたまた場所を空けるべきなのか、それとも普通に自分達でやるのか。そのためには何が必要なのか。どのくらいの時間をとって、スケジュールを調整しなければならないのか。具体的に何をするのか。人を動かす発言である「言動」ではなくて、これでは「言象」ですよ。

■都合を各自連絡願います。
いったい何の都合を連絡しろというのでしょうか?
掃除をするための時間?掃除を終える時間?ゴミを出す時間?情報が全く特定できない。何をするべきなのかもわからないのに、スケジュールなんかあけられないよ(笑)作業時間が見えないんだからねえ。

誰にいつ何を伝え何を求めているのか全て不透明なメール。これ、メールの機能を何も果たしていないですよねえ。これで「俺はちゃんと連絡したんだから」ってちゃんちゃらおかしいですね。どこが「ちゃんと」なんだろう(笑)もちろん、こちらにも落ち度はありますよ。届いたメールの意図がわからなければ、当人に確認するべきです。わからないまま流してはいけません。基本的なことですね。しかし、こちらは日に100通以上のメールが流れてくるのですよ。全部が全部自分宛てではなく情報共有としてのメールも頻繁に来ます。その中から一つわからないことがあって、しかもそれが社内業務なら当然後回しですね(笑)

だから、見逃して当たりまえということではないです。当然、見逃してはなりません。そんなことを許容していたら事故が起きる。がしかし、「大事な原稿を捨てられた責任」を全てこちらに押し付け、その原因を「メールをちゃんと確認しなかったから」としては、あまりに危険すぎるでしょう。というか、もしそういう会社があったら、ビジネスは成立しませんね。それだと「どんなに適当にメールを送っても、確認を取らない相手が悪い」ということになってしまいますから。アホらしいですねえ。コストパフォーマンスから考えても、まずあるべきは「情報をしっかりとインフォームできるフォーマットでメールを送る」が最重要で、それでもわからないものが出てきたときは確認をしなきゃいけないってのが、本筋のはず。手間が増えますから(笑)

■スキルはあるがビジネスは出来ない人
このNさんという人は、他の仕事のやり方を見ていてもそんな感じです。アタマの回転は悪くないので個人としてのスキルは高いんですよ。でも、仕事は一人では出来ない。人と人とを繋ぎ、プロジェクトを成功させるためには、スキルと同時に、いやそれ以上にビジネスが出来ないとだめ。この人もう32なんですけどねえ・・・。

何より、この人印刷会社の営業さんで、取り仕切っているのは制作系の案件なんですよ。印刷自体じゃなくてね。WEBにしても、紙媒体にしても「いかにユーザーに情報を伝え、アクションを起こさせるか」ということが大事なのに、それを声高に叫んでいる営業が、こんな情報の読み取れないメールを送るんじゃ説得力無いですよね。
posted by 総さん−ソウサン− at 23:05| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月15日

やさしさに触れた。

先日ショップ99に行きました。
そこのショップ99はもう、せっまいし物はドン・キホーテみたいにつんであるし、というようなつまりあまりスペースを持てていない店舗で、当然駐車場も駐車場と呼べないような代物なんですよ。駐輪場なのか駐車場なのかというような。車がなんとか3台入れるかな?というほどのスペースで駐輪場とは、三角コーンで区切られてます。あの工事でよく使われている赤い三角コーンに、黄色と黒のシマ模様の棒を架けたやつね。

僕が車を入れようと思ったら、すでに二台が入っていて、真ん中の車は今しがた到着した家族のようでした。小さな子供二人が車から出てきて、後から若いお母さんが追いかける。30半ばのお父さんは運転席に乗ったまま。どうやら、先にお母さんと子供二人だけ店に入って、お父さんは駐車措置を車に施してから店に入ろうということみたい。子供達が僕の車の前を走りぬけていくので、僕は駐車場の前で車をいったん止めて待っていました。ほどなく、若いお父さんが車を降りる。僕の車の前を通って店の入り口に向かう・・・・と思いきや、赤い三角コーンのてっぺんに手を置いた。んんん??

若いお父さんは車を降りるなり僕に背中を向け無言で三角コーンの位置を修正しだした。そう、この若いお父さんはギリギリ3台入れるかどうかという駐車場を、なるべく僕が入りやすいように調整をはじめたのです。自転車を少し寄せて、コーンの位置を外側に広げる。そして、若いお父さんはそのまま何も言わずに店に入っていきました。

彼のことなど名前も歳も何も知らないけれど「良い人だなぁ」としみじみ思いました。きっと、やさしいやさしいお父さんなんだろうなとか、思ってみたり。外に出れば、家族連れって良く見ますが、子供の行動とか、親の態度とか良く僕は見ます。気になるから。目に付くのは良くない態度の親が多い。最近本当に多い。こういうことを無言で、さりげなくやれる人ってカッコイイですね。

「今からコレどけますんで、ちょっと待っててくださいね!」って言ってくれる人がいるとするじゃないですか。実際「良い人」の中にはそういう人もいると思うんですよ。そういう人もとっても良い人で、人付き合いという観点から見るとそういう人の方が優れていると思うんです。思うんですが、僕はやっぱりこういうことを無言でやってしまう人の方が「親父」としてはカッコイイな〜と思います。

親父は背中で語れ、ですね。

posted by 総さん−ソウサン− at 21:20| ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月14日

僕は物書きになりたい?

ということはないです。はい。
いや、ないこともないです。うん。
モノを書くのは好きです。間違いなく。
ガキの遊び程度にキーボードを覚えていた頃と違い、今はもうブラインドタッチもそこそこに出来るようになったのも大きいかな。もう、手書きで文章とか書いた記憶がないですね。

ただ、物書きのプロに成りたいかというと、そういう夢は無いですねえ。持ったことも無い。直木賞とか芥川賞とか、欲しいと思ったことは一度も無い。ああいう世界はもっと日本語のルール的なことも覚えて、テクニックを身に着けなければならないですしね。そういう難しい部分がなくても夢見たこともないですけども。

ここ以外にも、日記だったり適当に書いた小説だったりとモノを書くスペースを持っているんだけども、やっぱりココが一番書きやすい。文章の組み立てとか、物語を考えなくていいから。頭の中にあることをそのまま文章にするだけですね。ココはもう本当に何も考えないで好き勝手に書いています。たまに「そんなこと言いながら、文の構成とか絶対読み手を意識して書いてるじゃん」とか言われるんですが、そんなのは当たり前だろボケが、と思います(笑)むしろ、mixiならともかくブログに何も考えないでニュース記事貼り付けるだけだったり、(本当に)自己満足だけにしかなならないような文章を公開している人の気が知れませんよ(笑)当然、世間様に公開するテキストなのだから読み手のことは意識しますよ、僕は。そんなの当たり前。裸で街中に出て行きますか?っていうね。

読み手がこう受け取ってくれるといいなとか、こういう風に心理をコントロールしたいなとか、そういうことは当たり前に考えます。でもそれは評価されることが目的ではなくて、公衆に対して僕はそういうものを前面に打ち出したいという自己精神の発揮からくるものです。ファッションと同じですね。「特にHIT数を意識しない」とは「HIT数をあげるために書いているわけではない」ってことです。目的が違うと。別に仕事じゃないですから。

仕事にしちゃうと、こういうことできないでしょ。
人目にさらされなきゃ意味が無いし、宣伝効果という意味ではHIT数を無視してはいけない。だから「亀田父 vs やくみつる」についても、今はなんか熱が冷めてしまって書く気が起きなくなってきている。だから、書いていない。むしろ小林大悟について書きたくなっている(笑)仕事じゃないから、それが許される。お金を貰うって大変なことですよね。

小説とか、別でやってるサッカー講釈とか、やっぱりシンドイですよ。だから更新頻度も激低。物書きのプロはそれじゃダメですもんね。このまま気楽に好き勝手書いている方が楽ですね。

だから、僕は物書きになりたいとは思わない。
でも、そのうちそういう機会があれば勉強してやってみるのもいいかもですね。
posted by 総さん−ソウサン− at 16:35| ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月12日

名波移籍・・・orz

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060812-00000102-sph-spo

どうせなら関東のチームに来て欲しかった・・・orz
posted by 総さん−ソウサン− at 10:08| ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月09日

マンキツで代表戦。

いつもグダグダと講釈たれてる僕ですが、
とりあえず一言叫ばせてください。
待ち焦がれた選手が出てきたんです。
前から追っかけていた好きな選手が出てきたわけです。
あれですよ、大宮がどうとかじゃないですよ。
東京V時代からですよ。


ダー イー ゴー !!!!!!!!
posted by 総さん−ソウサン− at 20:39| ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月08日

体調不良。

昨日から体調不良でぶっ倒れてしまいました。
ほんと僕は昔から体が強くない。
極端に病弱ではないケド、強いわけではないのに平気で無理をしてしまう。
健康管理は確実に僕の欠点ですね。

ほんとは「亀田父 vs やくみつる」について書きたいのだけど、この体調なのでまた後で。僕は亀田父擁護かなぁ〜。

一つ思うこと。
皆、外見や口調に左右されすぎで結局議論の中身を見ていないと思う。
口調や外見ばかりを見ないで、なんの議論であって、何が話されていたのかということに原点をおいて見れば、亀田父はそんなにおかしなことは言っていないし、やくみつるは凄く幼稚だし、"冷静で良かった"というガッツ石松もただ自分の価値観を押し付けているようにしか見えないですね。

そんなところです。
posted by 総さん−ソウサン− at 11:56| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月03日

亀田興毅は頑張った。

いやあ〜、物凄い叩かれていますね。
ただ、亀田三兄弟や親父さんを叩くのは違うと思いますよ。判定をしたのは彼らではないのだし(笑)ビッグマウスやポリシーが嫌いなのは、それは単に好き嫌いであって、昨日の試合とは無関係。親子でボクシングに打ち込み、厳しい練習を重ね、そして興毅が昨日強大な相手を前に必死に戦ったのは紛れも無い事実。そこの部分まで否定してしまうのはどうかと思うし、自分の怒りを亀田家にぶつけてるだけだと思いますねえ。

さて、判定の方ですが言われるほど異常な判定でもないと思いますけどねえ。確かに僕も負けたかなと思ったし、微妙な判定だということは認めますが、八百長だのなんだのと騒ぐほどかと言うと・・・ねえ?まあサッカー程詳しくはないのでなんとも言えないですが。

ボクシングの判定基準。

1:クリーン・エフェクティブ・ヒット
(正しいナックル・パートによる的確にして有効なる加撃。有効であるかないかは、主として相手に与えたダメージに基づいて判定される)
2:アグレッシブ
(攻撃的であること。ただし加撃をともわない単なる乱暴な突進は攻撃とは認められない)
3:ディフェンス
(巧みに相手の攻撃を無効ならしめるような防御。ただし攻撃と結びつかない単なる防御のための防御は採点されない)
4:リング・ゼネラルシップ
(試合態度が堂々としてかつスポーツマンライクであり、戦術、戦法的に相手に優れ巧みな試合運びによって相手を自己のペースにもっていくこと)

その他:
各ラウンドは独立したラウンドとして採点する。世界戦ではなるべく優劣を付けて採点する(ラウンド・マスト・システム)

採点方法
10点満点の減点方式。ダウン1回で2点減点、ダウン2回で3点の減点。ダウンがなかった場合、より的確にパンチを当てていた選手に10点が、そうでない選手に9点が与えられる。


ということ。
これを踏まえてみれば、そんなに昨日の試合は異常じゃないかと。
まず、1Rでのダウン。これで2点減点。
2Rはなんとか持ち直したかな?という展開。一方的にやられたわけではないが、まだダメージが残るという感じ。たぶんランダエダにとられたんじゃないかな。そう見るのが自然かと。
3R〜5Rは亀田も持ち直していたし、お互い有効打をいくつか当てていたと思います。ここはどちらに軍配があがってもおかしくない感じ。

6R〜10Rは僕は亀田だったと思います。理由は1:クリーン・エフェクティブ・ヒット。鬼塚や畑山がさかんに「ランダエタのパンチを判定がどうとるかで結果は全く変わってくる」と言ってましたが、それです。手数は圧倒的にランダエタ。それは間違いありませんが、では「主として相手に与えたダメージに基づいて判定される」という基準で言えばランダエタにいくつの有効打があったのかというと、少なくとも亀田の方が多かったなあという印象です(ランダエタは序盤はそれを見せないようにしていましたが)。ワンツーやダブル、有効なボディをランダエタが亀田に数多く決めたようには見えません。ほとんどが亀田のガードの上から。逆に亀田の放つパンチはワンツーに右のダブルや、ショートアッパーの多くがパンチ力が表現され、有効打だったと思いますよ。

加えて4:リング・ゼネラルシップ。これは試合をいかに自分のペースにするかということですが、老練巧みに「ボクシング」をするランダエタが、亀田のボディを嫌い距離をとろうとしたり、ロープ際に追いこめられるのは確実に彼のペースではないでしょう。この点からも6R〜10Rは亀田だと思います。このラウンドで亀田がランダエタのパンチに悶えるシーンや、嫌がるシーンはほとんどなかったはずですから。

11〜12Rはもう完全にランダエタでしょうね(笑)
あそこでダウンをしていたら確実に負けていたでしょうね〜。
戦前からわかっていたことであり、いくらスタミナ自慢の亀田と言えど、初の世界タイトルマッチの初の12R。未知の領域となる残り2Rはああなって当然。畑山が「いや、ちゃんと練習しているから心配ないですよ」と言っていたが、プロが何寝ぼけたこと言ってるんでしょうかね。世界戦が他の試合とは全く違う疲労を蓄積するなんて自分が一番良く知っているだろうに。

ほんと倒れずに良く頑張った。この11〜12Rの有様や1Rのダウンを見て「ランダエタの方が強い」という印象を持ったんじゃないかな〜と思います。確かに、もう1Rやっていたら確実に亀田は負けていたでしょう。ただそれはK.O前提の話で、それこそケンカボクシングの話。現実として12Rで行うのが世界タイトルマッチであり、その中でKOできなかったのがランダエタの実力。もう1Rやっていたらなんてのは戯言ですよ。

というわけで、各ラウンドをしっかり「独立したラウンド」と捉えて判定を省みてみれば、そんなにおかしなことでも無いと思います。鬼塚の「ランダエタのパンチを判定がどうとるかで結果は全く変わってくる」と言う言葉を借りれば、もし判定陣がランダエタのパンチの手数の多くを「無駄パンチ」と判断したならば、昨日の結果はある程度想像できる範疇だと思います。亀田もいくつかはもらっていましたが、彼はやっぱり辰吉とは違い不用意にもらいすぎることもなくしっかりとガードをあげて腰を落としていましたから。
6〜10Rを亀田とし、1・2・11・12Rをランダエタ(尚且つ1ダウンあり)とすると、やはり鍵は3〜5R。ここは互角かなと。判定が割れるところかな。


このままいけば、互角かランダエタ有利か、ですかね。そこへ来て、会場が日本。ホームですから。当然判定にも影響が出る。そんなの当たり前。ボクシングの世界にもありますよね。サッカーで馴染んでいる僕には全く違和感の無いことですね。このホームタウンデシジョンにより3〜5Rを若干亀田に軍配があがったとすれば、結果は昨晩のもので何もおかしなことは無いと思いますね。判定差1ポイントですから。そんなもんじゃないでしょうかね。

結局、両者の対戦前の構図ではボクシング巧者のランダエタとKO狙いケンカボクシングの亀田という構図でしたが、終わってみれば着実に有効打を放ち、しっかりとガードを固めた亀田がボクシングで勝利を収め、ケンカはランダエタの方が強かったということでしょうか。

そう考えると、亀田陣営はしっかりと策を練ってきたのかなと今更ながら思いますね。今までのどの試合でも亀田興毅というボクサーはガードはしっかりするし、攻撃も右のジャブを細かく当ててからの左ストレートを狙い、上があかなければボディを狙うという、意外に基本に忠実なボクシングをします。が、昨日の試合はそれ以上に足を全く使いませんでしたね。今まではいくらなんでももう少し使っていたと思います。動体視力やクイックネスも彼は決して劣るほうでは無いと思うし。前へ前へっていうスタイルだから見落とされがちなのかもしれませんが。

想像に過ぎませんが、戦前から「ボクシングをしたら危ない」と思ったのかなと思います。昨日の亀田はほぼ完全に「亀の子作戦」かのようなガードでした。もっとスウェーやダッキングを使ったり、足を使って左右に的を絞らせ無いようにしないといけないのがセオリーですが、亀田の今のボクシングテクニックでそれをやれば、逆にランダエダの巧みなパンチの回転につかまって有効打からダメージを受けると考えたのかなぁと。それなら、ガードをしっかりして、こちらに分のあるパンチ力を活かして確実にダメージを与えていこうと考えたのかな〜と、ちょっと思ったりしますね。まあ、想像ですが。

ということで、確かに微妙な判定だとは思いますが、八百長とまでは思わないし、弱冠19歳の青年が今まで経験の無い1Rのダウンを初の世界戦で受けたにも関わらず、あそこまで持ち直して、最後はフラフラになりながらも、家族のために倒れずに戦った。そんな亀田興毅の頑張りは素晴らしいと思うし、これだけの注目を集めさせたことも評価したいと思います。


追伸:やくみつるの発言について
今朝のワイドショーで「彼の行動は、今の[なんでもあり]みたいな風潮を象徴しているかのようで、僕は良しとは思いません。口の利き方も知らないで、コンビニの前でたむろして座り込んで、それで何でもありのようなことは良くない。しっかりと大事な事を教育するべきだと思う」※TVで見たものを書いているので一字一句同じというわけではありません。あくまでもニュアンスということです。

これはいくらなんでも飛躍しすぎだろう(笑)
単に自分の嫌いな若者の偶像を亀田に重ねただけ。まあ、確かに敬語はもう少し使った方が良いと思うが、礼儀の無い人間を畑山や竹原が認めるとは思えない。バカでもわかると思うが、亀田親父がただのボクシングバカなら、子供三人もついてこないでしょう。「まず人間教育が大事」と言っている亀田親父だから、あそこまでついていくのであって、普通三人が三人ともついていくわけがない。無理やりやらせていたなら辞める子が出てくるだろうし。故に、亀田三兄弟ともお父さんには本当に感謝をしている子達だし、必ず恩返しをしたいと齢19にして言える。各エピソードを聞く限り人に優しく出来ない子達でもない。外見やブラウン管に映るだけで、本質を見抜けないのは果たしてどちらだろうか。彼らが以前に起きた「ウサギをサッカーボールに見立て殺す」なんて到底想像できないがいかがでしょう。

よっぽど、敬語も適当に出来て世間の目に触れず、親のありがたみもわかっていないガキの方が危ないと思うけどね。
posted by 総さん−ソウサン− at 13:03| ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月02日

僕のお仕事-フォントの話-

なかなかブログが書けない今日この頃です。
今日はお仕事の話。

まあ、右のプロフィールをご覧のとおり、僕のお仕事はWebディレクター。
「だから、WEBディレクターはやめられない」の島元さんのおかげで、その仕事が文書として形になり、以前に比べればわかりやすくなった職業ですが、まだまだですね。どんな仕事をしているのか、同じ業界以外の人にはいまいち伝わらない。どうもWebデザイナーの認知度が高く、ほとんど「WEBデザイナーという人がインターネットのホームページを作っている」と思われがちですね。いやいや、大変なんですよ?この仕事。ほんと頭使いますし。

家でいうと、ディレクターってのは設計士です。建築士でもいいのかな。お客様から要望、予算、スケジュールを聞いて「お客様が何を望んでいるのか」というニーズを明確に引き出し、それを組み立てる。その組み立てた設計にそってデザイナーなりオペレーターが骨組みを作ったり、デザインをするのですね。まあWebディレクターがどういう仕事なのかは、またそのウチここで書くとして。今日はそのお仕事の一例の話。

当然、営業は契約の話をメインにするわけで、サイト制作に関することは全てディレクターが窓口となる。つまり、クライアントとは頻繁に連絡を取り合い、コミュニケーションを取るわけですが、当たり前に様々なクライアントがいます。なーんにも考えていない人がいれば、物凄い高い理想を持っていたりする人もいる。Webの知識もピンキリで、ひどい人はPCの操作すらおぼつかない。良いWebサイトを作るためにはそんな様々なクライアントをうまくコントロールしなきゃいけない。信頼を得ないといけないし、全くの別業界だろうが、知識があろうがなかろうが、相手にうまく物事を伝えなければ信頼は得られない。

と、そこである日こんなことをクライアントに聞かれました。
「なんでこの文字は文字化けするんですか?」
文字化けの原因もいくつかありますが、大抵はフォントが無いから。たぶんここまでなら誰でも即座に答えられます。しかし無垢の素人さんは、たまにドキっとする質問をしてくれます。
「その話はよく聞くんですが、フォントが無いとなぜ文字化けするのですか?」

きちゃいましたね〜。純真な子供と同じなのですね。大人には当たり前と受け止めていることも、経験と言う名の知識が無い子供は、たまにドキっとする根本的な質問をしてきます。さあ、どうしたものか。フォントの詳しい話などしても、このクライアントがわかるわけがない。というかそんな専門的な説明で理解できる人は文字化けの原因なんか聞いてこないですね。かといって一から段階を踏んで事細かに説明するのも、求められているものとかけ離れている。というわけで、う〜んと数秒唸ったあとに僕がした説明。

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例えば、今僕がSさん(クライアント)に「ひらがなの【あ】を書いてください」とお願いすれば書けますよね?それは、Sさんがひらがなの【あ】をご存知だからです。僕もひらがなの【あ】を知っていて、Sさんもご存知だから「ひらがなの【あ】を書いてください」のたった一言で、Sさんは【あ】を書けるのです。これが日本語を知らない外人さんだと書けません。ひらがなを知らないからです。その日本語を知らない外人さんがとりあえず書いてみようとなると、【あ】とはかけ離れたものが描かれると思います。それが、文字化けです。

PCに置き換えて話をしますと、ホームページやサーバーが「この文字をこの書体で」という指示を出しても、相手側のPCにその書体がなければ「なんのこっちゃい?」という状態になります。それでも、データとして文字は送られてくるのですから、何かしらは画面に表示します。しかし、その書体を”知らない”PCは、わけもわからずとりあえず表示しているわけで、それが文字化けとなってしまうのです。

余談ですが、フォントが無い書体の文字化け回避として「画像文字」という手があります。どんなPCでも、フォントがなくても全く同じように表示されます。ではなぜ全てを画像文字にしないのかというと、それはデータサイズが極端に大きくなるからです。先ほどの外人さんの話を例にしますと、たとえば日本語を知らない方に【あ】を書かせようと思ったら「まず横棒を上からちょっと下がり目ぐらいのところに長く引いて・・・・」と長々と説明することになります。ひらがなを知っている方に説明するのと比べれば、かなりの労力を必要とすると思います。画像文字というのもそれと同じで、文字ではなく結局のところ“画像”としてPCに認識させるのでたった一文字に対して「ここが黒、ここが白、ここが黒・・・」と極端に情報量が多くなります。そのため、極端に画像文字を多用することはありません。
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と、まあこんな説明をしました。
画像文字を多用しない理由は他にもいくつかあるんですけどね。
クライアントの方はとても納得してくれて「今までセリフだけ聞いてなんとなく覚えていたものが、すごく理解できました」と言ってくださいました。実際にクライアントにこの知識がなくてもWebページは構築できるし、更新もできます。だから一件必要ないようにも見えたりするのですが、こういうことをちょこっとだけ時間を作って、わかりやすく説明することで信頼度が大きくUPしたりしますね。それがまた他の制作会社の担当との違いを認識させるきっかけとなって、会社の株があがったりします。どんなに知識の無いクライアントでも、いかにわかりやすく説明するか。凄く大事なことで、これが僕のお仕事の一部だったりします。
posted by 総さん−ソウサン− at 23:53| ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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