2006年05月15日

W杯日本代表23人決定。-久保より松井-

言葉が出ないとはまさしくこのことだ・・・。
本当に驚かされた。正直4年前の秋田より驚いた。
(まあ4年前は我が教祖様の落選のことで頭がいっぱいだったけど)

何より驚いたのは久保の落選。
何よりショックなのは松井の落選。
何より残念なのは久保が間に合わなかったこと。

■久保の落選
まあ、仕方ない。
というか、実は僕は彼は選ばれるものと思っていたので
「本当に久保を連れて行っていいのだろうか」
という記事を書くつもりでした。
必要なくなるとは夢にも思わなかったが、異論は無いというのもまたホンネ。
以前から書いている通り(久保復帰天皇杯ベガルタ戦)久保のポテンシャルを疑うことはない。もしポテンシャル通りの力を発揮したら、世界に最も近いのはこの男だろう。ただ、今現在の調子では疑問符をつけざるを得ない。点は取っているがほとんど格下ばかりだし「らしいゴール」ではない。

柳沢も怪我あけでまだ実践復帰をしていない状態で、コンディション不安定な久保も連れて行くのはあまりにもリスキーだと思う。5人中2人が使えなくなるかもしれないんだから。どちらにせよ、どちらか一人が限界じゃないだろうか。そしてタイプは違えど「怪我からの復帰」という目線で両者を選択した場合、帰国直後絶好調で「成長の証」を披露した柳沢と、「12月から復帰して調整しているはず」の久保とでは、やはり柳沢にならざるを得ないと思う。5ヶ月かけてコンディション改善を待っても戻っていないものが、あと1ヶ月で戻るとは思えない。だから、もし柳沢が怪我もなく計算できる状態にあれば、久保の落選はなかったのではないだろうかと思う。

結局、この一言ですね。
「間に合わなかった」
本当に残念。独力突破の可能性を持った我が国唯一の「獣」だったのに。


■松井の落選
実は松井の落選の方がショック。
信じられない。
日本代表において、唯一のジョーカーだったのに。
しかもずっと好調を維持し続けている。
田中達もいない。大久保もいない。
悪い流れになった時、誰がリズムを変えてくれるのか。

小野、中田、小笠原はあくまで「スタメン型」の選手であり、
序盤の綱引きでゲームを左右する選手。
中村俊輔がベンチに入ればジョーカーに成りえただろう。
ただ、俊輔をベンチにおける選手層は無い。
いまや代えのきかない「10番」だ。

また代表中盤において。いや、日本サッカー界において
数多くの「ファンタジスタ」がその大小に違いはあれど生まれてきている。
が、皆が図ったかのように「パッサー型」だ。基本的にフィジカルの弱い日本人は、精密な技術を持って対抗するのが常であり、パッサー型が多いのは当然といえば当然の成り行き。
その中にあって松井は敏捷性、即効性、突破力に優れた希少な存在である「アタッカー型」。本山がトップパフォーマンスを取り戻さない限り、松井は前園を失った日本サッカー界において唯一無二の存在だろう。

■松井を使う局面
中村・中田・小笠原・小野がいれば必要ないと捉えたのだろうな。
ううん・・・。
それを言うならレジスタの方が確実に溢れすぎていると思うのだが・・・。
中盤の構成を4枚で考えた場合、福西が"守備的MF"に入るのはもう鉄板だろう。バックアップの稲本も同様。片割れに入る第2ボランチ・レジスタは小野・中田・小笠原・遠藤。ジーコは小笠原をココでの起用は考えていないだろうが、このポジションと2列目の一枚はセットで考えるべき。

そうすると2つのポジションに4人いるわけで、まあ数字としては多くはないのだが、問題なのは序列。ボスニア戦の序列が最新のものとして考えると下記のようになる。

 第2ボランチ   2列目の一枚
  中田英      小笠原
  小野       中田英
  遠藤       小野
  (小笠原)    遠藤
  (中田浩二)

2つのポジションに4人なのだから
「1つのポジションに2人」という計算が成り立つのだけども
問題はサブの扱いが「2人中2位」ではないこと。
二つのポジションを総合的に判断すれば遠藤は「4人中4位」であり、スタメン奪取のためには、最低でも二人追い越さなければならない。しかも、その相手が中田英と小野ときたもんだ。遠藤に出場のチャンスがあるとは到底思えない・・・。無論、彼は途中出場で流れを劇的に変える可能性を持った選手ではない。上記の二人が万に一つ同時に怪我や累積警告で出場できなかったとしても、いざとなれば稲本も小笠原も中田浩もいるじゃないか。

加えて、グループリーグ3戦全てにおいて、得失点差や勝ち点勘定で日本が攻撃に出なければならなかったり、劣勢の中流れを変えなければならない局面はあって当たり前であり、そんな局面に遭遇しないことは万に一つも無いと考えられる現状で、誰よりも松井の力が必要だったのではないのか。大黒・玉田・柳沢にもその力(流れを変える力)は備わっているかもしれないが、誰もが点取り屋が本職であり局面突破の期待を持てる選手ではない。

繰り返すが、この任務において松井は日本の唯一無二の存在だったはずだ。
コンディションの間に合わなかった久保は、結局の所「本番でのミラクル」を捨てるという判断なので、ある意味では妥当な判断とも言える(ミラクル無しで勝てるのかどうかはともかく)。

松井は違う。
昨年から好調を維持し続け、リーグ1昇格に導き、昇格初年度もル・マンは上々の成績を残した。その立役者は紛れも無く松井であるし、フランスで称えられるほどのスーパープレーを幾度と無く披露してきた。また、日本代表に招集された際にもどれも良いプレーを見せている。ゴールも残している。リーグ1がセリエやリーガ、プレミアに劣るのは認める。しかし、中田英も高原も稲本も大黒も中田浩もクラブの中心ではなく、コンスタントに試合に出ていないのだ。「計算が立つ」という意味では松井に軍配があがるはず。

なぜ、松井を連れて行かないんだジーコ。
松井は"ただのテクニシャン"ではないんだぞジーコ。


posted by 総さん−ソウサン− at 17:30| ☁| Comment(3) | TrackBack(3) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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